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【2020】第71回獣医師国家試験の勉強法を考える1

はじめに

獣医学科6年生のみなさんこんにちは管理人のちろぱるです。

令和になってから早1カ月、夏が近づいてきて早い人だとそろそろ本格的に国家試験対策の勉強を始めている頃かもしれません。また一方で学生時代の私のように「まず何から始めればいいのか分からない」という人も多いと思います。なので今回はどのように国家試験が出題されているのか、そもそも国家試験とはどのような試験か。について書いていきたいと思います。

目次

  1. 国家試験の概要
  2. 科目と出題数
  3. 勉強方法

国家試験の概要

①日程・時間

国家試験は通常2月の中旬の平日に行われ、第69回は2月14と15日、第70回は18と19日が試験日でした。

そして試験時間は

 

1日目(9:30~16:50)

  学説A (80問):120分

  必須問題(50問):50分

  学説B (80問):120分

2日目(9:30~15:00)

  学説C (60問):120分

  学説D (60問):120分

となっています。

※必須問題は試験時間が短いので気を付けてください。

 

②試験内容

中には「学説AとかBってなに?」という人もいると思うので基本的なところから説明します。

まず、必須問題、学説A,B,C,Dのいずれも五者択一の選択問題です。また、国家試験合格の基準は必須70%以上かつ、学説A~Dの合計の得点率が60%以上(280問中168問以上)であるかどうかなので、仮に学説Aが0点であったとしても、B~Dの合計で168問以上得点できていれば合格となります

(ちなみに必須問題の得点率はギリギリ70%でも100点満点でも合格には影響しません。)

必須問題

必須問題という名前だけあって比較的簡単な問題が多くでます。またほぼ全ての問題が文章問題で、図や写真を見て答える問題は1問程度しかありません(出題されない年もある)。その他の特徴としては

・必須問題の得点率は70%以上でなければならない

・基本的に法律倫理に関する問題は必須問題でしか出されない

・出題数が少ない(50問)

・試験時間が短く(50分)、回答の見直しをする余裕があまりない

などが挙げられます。

普通に勉強をしていれば法律と倫理以外は、特に必須問題用の対策は必要ないはずなのであまり気にしなくてもよい試験だと思います。

 

学説A

・全て文章問題で問題数は80問、試験時間は120分です

・解剖学が多めに出題されます

・学説Bと出題形式にあまり違いはないと思います

・時間的な余裕はあるのでゆっくりと正確に解けるはずです

学説B

・Aと同じく全て文章問題で問題数は80問、試験時間は120分です

・公衆衛生や外科、内科、魚病についての出題が多いです

・Aと大きな違いはないですが、少し学説Bの方が難しいかもしれません

・時間に余裕はあるはずです

学説C

・図や病変の写真を見て回答する1問1答形式で、60問を120分で回答します

・「この病変から疑われる病気は?」「図に示される細胞は何?」といった問題が多いです

・学説CとDは外科、内科、公衆衛生に関する問題が多めに出題されます

・相変わらず時間はあるので落ち着いて解いていけます

学説D

・Cと同じく写真を見て60問を120分で回答します

・Cと異なる点として1問1答ではなく「Q1.これは何の病気か?」→「Q2.治療法は?」といった感じで1つの図から2つの回答を求められます

・やはり外科、内科、公衆衛生に関する問題が多めに出題されます

・ちなみに学説Dは時間がものすごく余ると思います

科目と出題数

まず科目について

出題科目

国家試験出題範囲

科目に関しては農林水産省のHPにある「獣医師国家試験出題基準(平成26年改定)」の4pに載っています。

獣医師国家試験出題基準(平成26年改正)

 

いきなりこんなに沢山科目を並べられても分からないと思うので、学説ごとの出題数と絡めて少しまとめてみます。

科目をまとめた表

合計の出題数が多い順にまとめてみました。科目の分類はそれほど厳密にした訳では無いですが、右端の数字をみてもらえば内科、外科、公衆衛生に関する出題が多いことが分かり、逆に3年ほど前から出題科目として追加された栄養学と行動学(※)はそれほど出題数は多くないですね。

(※正確には行動学とも言える問題も1題あったのですが臨繁に含めてあります。)

 

勉強方法

ここからが本題となりますが、記事が長くなってしまったので今回はざっくりとだけ説明し、詳細は次の記事で説明したいと思います。

まず国家試験の科目はいくつかグループに分けることができます。

 

A.過去問だけでも得点が伸びる科目(外科、内科など)

B.勉強量・暗記量に比例して得点が伸びる科目(伝染病、薬理など)

C.直接得点には繋がり難いが他の科目の助けとなる科目(生理、細菌、ウイルスなど)

D.他の科目の助けにならず、出題数が少なく得点が伸び辛い科目(遺伝、実動、魚病など)

なのでそれぞれ個人の好みにもよりますが実践派ならば外科や内科から、基礎からコツコツ派なら薬理、細菌、ウイルス、生理辺りから始めると良いと思います。

 

具体的な勉強方法は次の記事にて。

 

 

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