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【2020】第71回獣医師国家試験の勉強法を考える2

前回は国家試験の概要について説明したので今回は具体的な勉強法を考えていきます。

目次

  1. 第70回獣医師国家試験を解いた感想
  2. 北大まとめと日獣まとめ
  3. 何から勉強するか
  4. 必要な教材

 

 

第70回獣医師国家試験を解いた感想

※本番前に解く人の為にネタバレは極力控えてあります

 

私が国家試験に合格したのは第69回ですが、今回の記事を書くにあたって第70回の問題も解いてみました。そして率直に言うと思ったより難しくはなかったというのが感想です。

ご存知だと思いますが第70回がコアカリキュラム準拠となってから初めての国家試験です。また教育課程が変わる前の緩和措置としてなのかは分かりませんが、その前の第69回は恐らく過去最易と言う人が続出するほど簡単な試験内容となりました。

なので私は第70回は69回の反動から難しい問題が多く出題されるのではないかと予想をしていたのですが、実際に解いてみると明らかに簡単な問題はそれほど多くは無いものの比較的解きやすい問題も多く、なによりこんな情報聞いたことないよ!という鬼畜問題は殆ど出題されていなかったので安心しました(こんな知識必要ないだろ!っていう問題はありましたけど笑)。

 

また、個人的に興味深かった点としては

・解剖学において動物種差に関する出題がここ数年減少傾向であること

・遺伝子に関する問題が毎年2題以上出題されるようになったこと(ウイルス含む)

・第68回から追加された栄養学と行動学の出題数が少ないこと

などが挙げられますね。

 

北大まとめと日獣まとめ

国家試験を勉強するにあたってまず考えるのは、どの教材を軸にして勉強をするかどうかだと思います。私の意見としては教科書を読むのに時間を使うよりは、北大まとめと日獣まとめのどちらか片方に集中してやる方が効率的だと思います。

(両方のまとめをやろうとすると時間が足りなくなる可能性がありますし、内容も被っていて思うように知識が増えないので、それなら教科書に移行して勉強した方がいいかもしれません。)

 

①北大まとめの特徴としては

・内容が科目によって比較的シンプル

・ごろ合わせや病気についての表が優秀(特に伝染病)

・紙のサイズが大きく書き込みやすい(A4サイズ)

などが挙げられます。北大まとめは知識が少なくても比較的取っ付きやすい為

北大まとめで勉強→過去問で力試し→教科書で補填

という流れを作りやすいです。

注意点としては、あくまで2017年度のまとめでの話ですが

寄生虫の内容がかなり薄いのでこれに関しては他の教材で勉強しないと得点に繋がらないと思います。

※2019年版では改善されている可能性があります

 

②次に日獣まとめの特徴ですが

・全体的に情報量が多くよくまとまっているが堅苦しい

・合間合間で問題が掲載されて知識を定着させやすい

・問題の解答に解説がついているので親切

・北大まとめより小さい(B5サイズ)

などで、内容は難しく取っ付きやすくはないですがその分情報量が多く継続して勉強をするためのモチベーションは保ちやすかったです。またこちらの場合は

日獣まとめ→過去問→日獣まとめ→日獣→日獣→日獣
と日獣の勉強を一通り終わらせた後で足りない知識を教科書で補填する形で勉強をしていました。

 

またこれは両方に言えることですが薬理学に関してはは教科書が一番よくまとまっているので、まとめを使わなくてもいいと思います。

これ→【獣医薬理学―獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠】

 

何から勉強するか

まとめの紹介が終わったので次は何から勉強を始めればいいか考えます。

正直に言ってしまうとこの記事を書いている今はまだ6月で試験日までまだまだ時間があるので自分が好きな科目を適当に勉強するのが一番だと思います。ただ、それでも方向性が決められないという人がなかにはいると思うので私の個人的な考えを書かせてもらうと

第60~64回くらいまでの国家試験を解説付きで読む

のが効率的ではないでしょうか。因みに特に第60回からというのに大きな理由は無くて

古過ぎない程度の過去問を5年分くらい読めば国家試験の傾向や自分の苦手な所が見えてくるのではないか

という意味ですね。たしか日大が毎年過去問を解説してpdf形式で各大学に配布していると思うのでその解説を読みながら勉強を進めていけば無駄なく知識がついていくと思います。

もしも断固として過去問は最後まで取っておきたいという人がいるならば、前回の記事でもまとめた表の得点配分の大きい順に勉強するのが間違いないですね。

科目をまとめた表

因みによく「生理学は全ての科目の基礎になるから最初にやるべきだ」という意見を耳にしますが、私としては

「全ての科目の基礎になる程度の基本的な知識は勉強しなくても既に身に付いているのでは?」

と思っているので、国家試験の対策において生理学の優先順位はそれほど高くはないですね。

 

必要な教材

ここまでで全体的な方向性は解説できたと思いますが、中には「どの教材が必要なのか分からない」という人もいるはずなので最後に教材の紹介だけしておきます。

絶対必要

・北大まとめ or 日獣まとめ

・過去問

・麻布カラーアトラス

殆どの説明は既に終わっています。カラーアトラスは病理組織や寄生虫、レントゲン画像や牧草など様々な写真が載っているので画像問題として出題される学説C,Dの対策としてかなり有効です。

ただし、私が受験した2017年時点での話ですが近年のカラーアトラスには魚病に関する画像が載っていなかったはずなのでそれだけ注意して下さい。

 

あった方が良い

・薬理の教科書【獣医薬理学―獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠】

・公衆の教科書【獣医公衆衛生学-獣医公衆衛生学教育研修協議会】

・伝染病の教科書【動物の感染症〈第三版〉-株式会社近代出版】

薬理に関して言うとまとめを使って勉強しなくてもこの教科書だけで全て事足りる上、章末問題と類似した問題が国家試験において出題されることがあるのであるとかなり便利です。

公衆の教科書は上巻・下巻がありますがどちらも文章を覚えるというよりは本に載っているグラフや章末問題を重点的に勉強することによって学説C,Dの対策がかなりしやすくなります。

伝染病の教科書に関してですが・・・。すみませんこれは私は使っていなかったのであまり分かりません汗。ただ友人たちが言うには使いやすかったらしいです。

 

これにて勉強方法の紹介は以上です次の記事では科目ごとの特徴などを書いていきます。

 

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