仕事 全部 日記

10ヶ月働いて獣医が感じた、実験動物企業の良い点・悪い点

本日のお品書き

 

参考この記事はこんな人が書いてます

プロフィール

管理人の『ちろぱる』です
======経歴======
2018年
3月 麻布大学獣医学科を卒業
4月 兵庫の大規模動物病院へ就職
8月 神奈川の小規模動物病院へ転職

2019年
9月 大規模実験動物施設へ転職

======意気込み======
人間らしく生きる

 

ツイッターはこちら→ちろぱるのtwitter

 

みなさんこんにちは。ちろぱるです。

突然ですが皆さんは獣医学科に通っている学生が大学を卒業後

どのような進路を歩むかご存知ですか?

 

大雑把な割合ですが、一般的には

小動物臨床(動物病院)=約50%

公務員=約25%

産業動物、大学院、企業=各約5%

と言われており、現在私が働いているような、実験動物系の企業に就職する獣医はあまりいません。

 

企業に就職する獣医が少ない理由としては

・元々募集人数が少ない

・ある程度の臨床経験を積んだ人を募集していることが多い

・博士課程が必要とされる場合もある

などが考えられますね。

 

ちろぱるの様に二十代で勤めている獣医は珍しい!

 




 

実験動物業界へ就職するまでの経緯

なぜ私が小動物臨床を辞めて実験動物の世界へ進もうと思ったのか。

その理由は突き詰めてしまえば

小動物臨床がブラックすぎるから

の一言に尽きます。

 

いや、給料が安さや労働時間の長さも酷いのですがその辺りは元々覚悟していたので

そんなには辛くはなかったんですよ。

(残業120時間超えで額面25万円しかなくても)

ただそれよりも動物看護士達と獣医達の仲の悪さが業務に支障をきたすレベルであったり、

中々獣医らしい技術を学べないもどかしさであったり、

夢を叶えて開業したはずの院長が、

死にそうなくらい疲れていた顔で働いているのを見ている内に

多分自分はこの業界では耐えられないな

と悟りました。

 

そしてなんやかんやで小動物臨床を辞め、

きちんと利益を追求できるような体制が整った業種に就きたい!

と思いながら次の就職先を探している内に現在の会社に出会い、

 

・自分が実験系の研究室出身なのでその知識を活かせるかもしれない

・人の健康に関わっているからくいっぱぐれなさそう

・成功している企業のノウハウを若いうちに学びたい

という思いから就職を決意ました。

 

動機が不純!

 



 

就職してよかったと思う点

そんなこんなで2019年の9月から実験動物系企業・・・。

もっと言ってしまえば受託飼育関連の業務に携わってきた訳ですが、

この10ヶ月を振り返って

「この会社に入ってよかった!」

と思えた点を紹介していきます。

 

1.「サラリーマン」を体験できた

多分これを見た大多数の人は「変な理由だなあ」と感じたのではないでしょうか?

ただ、恐らく獣医などの専門性の高い職業に就いている方なら

共感してもらえると思うのですが、専門職って長く続けていると

専門知識は増えたけど自分は社会人としての経験は積めているのだろうか

みたいな不安に駆られることがあるんですよね。もう少し言い換えると

自分は狭いコミュニティでのみ通用する人間に成り下がってしまったのではないか?

という感覚の方が正確かもしれません。

 

ですが、大きな企業で働き始めたことで社内会議や顧客対応を学ぶ機会が増え、

自分だって社会人だぞ!

と段々と胸を張れるようになってきました。

ちろぱるはこれを「社会人コンプレックス」と呼んでいる

 

2.横のつながりを感じることが出来た

自分はまだ実験動物系の学会には1度しか参加していないのですが、

個人的には実験動物の集まりで話す人たちは

情報を共有しようとする姿勢

が皆強いなと感じました。

小動物臨床時代にも学会などに参加したことはあるのですが、

どちらかと言うと

個人個人の知識を洗練させる

という考えに重きが置かれている傾向があるように感じていたので

割とフレンドリーに色々な人と話せる機会を得られる実験動物業界の傾向は

正直面白いなと思いました。

コロナが収束したら早く学会に参加したいですね。

学会で人生初の名刺交換をした思い出

 

3.思っていたよりは獣医らしい知識を使う場面もある

受託飼育業務に携わっていると先述しましたが、正直に言うと飼育系の業務は

獣医の知識をあまり使う機会がなくて正直マンネリ化しやすいと思います。

しかしここが大企業の強みというべきか、業務では獣医の知識を使わなくても

動物福祉に関するグループや実験申請に関するグループに所属出来れば一応大学で学んできた知識を

使う機会には恵まれます。

また、場合によっては論文を作成する機会も一応あるので

そのような場合でも獣医らしさを発揮することはできると思います。

知識を使う場面はある。でも本当に必要とされているのかは分からない。





 

よくない点

さて、会社には良い点があれば残念ながらよくない点もあります。

これから「少し違うな・・・」と思う点を紹介していきます。

 

1.業務自体は単調

受託飼育業務の場合、動物を解剖して学んだり、

モニタリングの為に検査を行う機会は殆どありません。

主に行うのは

・繁殖

・維持飼育

・安楽死

の三点なので獣医師免許を持っている人にわざわざ勧めたくなるような業務かというと悩みますね。

 

勿論、実際に業務をこなしていくのは簡単ではないですし、やりがいもあると思います。

ただ本質として

 

質よりも量をこなしてなんぼ

 

という傾向の強い業務なので、獣医としての成長

他社でも通用する知識や技術が手に入るかどうかは怪しいところ。

プロフェッショナルというよりは現場作業員かな?

 

2.獣医の知識を使う場面は一応ある。使う時間はない。

就職して良かった点で

・獣医らしい知識を使う場面はある

・動物福祉や実験申請の際に知識を活かせる

・論文を書ける

と私は言いました。確かにそれ自体は正しいのですが会社のスタンスとして

 

日常業務が終わった後、時間があれば手を付けて良い

 

という感じなので、基本的に獣医の知識を活かすには

業務終了後や休日に自宅で時間を割く必要が出てきます。

「普段の業務」と言うのも、仕事が慣れてくるにつれて段々と量が増えてくるので

 

効率的に働いたから時間に余裕が出来た♪

 

みたいなことにはまずならないですね。

(仮にそうなった時はチームメンバーの手伝いに駆り出される場合が多い)

 

まあその辺りは仕方ないと分かっていますけどね。

 

まずは「休み」という概念を捨てよう

 

3.給料が安い

あんまり言いたくないけど安い。

ホワイトかと思いきや、残業時間や拘束時間も地味に長い。

この話題はあまり触れてはいけない気がする。

 

昇進すれば一気に昇給するらしい!






 

さいごに

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

当ブログでは方向性が迷子になっているので、皆さんが見たいと思っている記事のジャンルについて教えてくれると嬉しいです。

興味のあるジャンルがあれば選んでください

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