本日のお品書き
参考この記事はこんな人が書いてます
みなさんこんにちは。ちろぱるです。
ジメジメとした梅雨が明け、夏らしい日が増えてきたと思ったら
あっという間に8月になりましたね。
例年であれば学生は夏休み期間となるので
獣医学科の6年生は国家試験対策や卒業論文作成に取り掛かるはずですが
コロナに振り回された今年は一体どんなスケジュールになるのでしょうか?
さて、そろそろ本題に入りますが
私は去年(2019年)、獣医師国家試験の勉強方法について
そこそこ細かく解説しました。
しかしながら国家試験勉強を語る上で欠かせない
「勉強会」のやり方や、なにをするのかについては
ほとんど触れてきませんでした。
勉強会というとただ集まって勉強するだけという印象を受けますが
実際にやろうとすると
試験前の緊張感や勉強の疲れによるイライラから
喧嘩などが起こりやすく
下手をすると国家試験前のストレスの種にすらなりかねません。
なので今回は
学年で一番平和な勉強会を開いていたと自負している私が
・勉強会は何を目的としてやるのか
・実際どのように運営したか
などを紹介していきたいと思います。
揉め事0で終わった希有な勉強会でした
勉強会の目的
恐らく教授や先輩方からも々言われていると思いますが
勉強会を開く理由は
「知識量を増やす為」ではなく
自分の勉強の方向性がズレていないかの確認
をする為です。
勿論、知識を増やすために集まる意味合いもありますが
教科書やまとめに載っていないレア情報
などを集めるよりは
まとめに載っている覚えやすい図やゴロ
などのメジャーな情報を確認・共有し、
きちんとオーソドックスな勉強方法を行えているかを
チェックする意味合いが強いです。
一人で勉強をしていると
特定の教科ばかり勉強して
知識量にムラが出てしまったり
殆どの人が解けないような難問を解くために
マニアックな知識寄りの勉強をしてしまいがちですが
情報共有を行うことで
どの問題が皆解けていて、どの問題を捨て問としているか
を知ることができます。
(基本、国家試験は皆が解ける問題を正答できるようにすることが重要)
また、国家試験の教材として多くの学生が
北大まとめや日大まとめのどちらかを使っているので
勉強会で情報共有することで
同じ教材を他人がどのくらい読み込んでいるのか
などもわかる為、自分の勉強ペースが他人と比べてどの程度進んでいるのかを判断できます。
勉強会はあくまで
自分の勉強のためのサポート
として活用することをオススメします。
勉強会はあくまで「確認」
揉める勉強会の特徴
勉強会の運営方法に入る前に
どんな勉強会だと揉めやすいのかを紹介します。
1.人数が多い
勉強会の人数に決まりはないですが
4、5人くらいで集まっているグループが多数
私も4人で勉強会を開いていました。
中には「集まれる人は皆集まろう!」という感じで
10人以上のグループを作っている人たちもいましたが
大抵時間の経過とともに分解し、結局小グループになっていました。
人数が多くて揉める場合
勉強の方向性の違い
だったり
統率が取れなくて効率が上がらない事に対するストレス
という理由もあるかもしれませんが、私は単純に
勉強に余裕のあって調子に乗っている人
が紛れ込む可能性が上がるからだと思います。
私の周りだと、大体7人に1人くらいは
「過去問8割くらいしか解けてなかったわー」
「おいおい!そんな問題解けないと落ちちゃうぞー!笑」
みたいに調子に乗り始める人がいたので
そういう人が混ざっているグループにはなるべく参加しない方が良いと思います。
2.滅茶苦茶やる気があるメンバーがいる
勉強会にやたら熱を入れる人種は2種類いて
皆の力を合わせて合格を目指そう
という一致団結タイプと
落ちこぼれを自分が救ってあげないと・・・!
という救世主タイプがいます。
一致団結タイプの特徴として
良い面は
・本人は勉強が出来る
・色々なアイデアを出してくれる
・率先して情報収集をしてきてくれる
などがありますが
・勉強会のノルマ(次回までに用意する資料量など)を重く設定する
・思い付きのアイデアで振り回す
・勉強会の拘束時間を長く設定する
という悪い面もあります。
特に勉強会のノルマを重く設定されてしまうと
「自分の勉強してい事に時間を割けない」
という不満がグループ内で溜まりがちになります。
救世主タイプの特徴は殆ど一致団結タイプと同様ですが
決定的に違う点は
勉強が出来ない人に過干渉する
というところです。
まあ実際、勉強できない人に勉強できる人が干渉している訳なので
成績は上がるかもしれませんが
当然干渉されている人はストレスが溜まりますし
意外な事に他のメンバーからも
あいつ何様だよ・・・
というヘイトが高まってくるので
段々とギクシャクしてくるパターンは多いです。
3.勉強会が「重い」
7月8月くらいであれば勉強会のノルマを重く設定していても
それほどメンバーの精神的負担は大きくならないと思いますが
12月くらいの、国家試験が段々と近づいてくると
「自分のペースで勉強したい」
と考え始める学生が増えてきます。
ですがそんなタイミングで
勉強会用の資料の作成
や
鬼畜問題を解説するためのデータ集め
など時間のかかるノルマを設定してしまったり
あるいは、勉強会の頻度を増やしてしまうのは
あまりオススメしません。
実際の運営方法
実際に私たちが勉強会を開いていた時のルールは以下の5つで
- 勉強会は週に1回
- 1回の勉強会の時間は2時間まで
- ノルマは過去問ベース、極力資料は作らない
- 嫌なら勉強会をいつ抜けても良い
- 参加を強制しない
勉強会としてはかなり緩い部類だと思います。
それでは1つずつ解説していきます。
1.勉強会は週に1回
経緯としては、勉強会の頻度を下手に増やしても
内容が薄くなってしまうのは目に見えていたので
低めの頻度で設定しましたが
結果的にはかなり丁度良い頻度だったかなと思います。
勉強会の人数はたった4人なのでスケジュール調整は簡単でしたがそれでも
週2回に開催だと参加できない人も出た恐れがあるので
歩幅を合わせる
という目的の勉強会ならやはり週1回開催がベストだと思います。
(勿論、勉強会以外で集まる時もありました)
また、これは余談ですが
・1月以降は勉強会の頻度を減らす
というルールもありました。
これは後述する勉強会のノルマが過去問ベースのものだったので
1月を過ぎて過去問に疑問点が残っているのはそもそもヤバい
という考えもありましたし
ラストスパートをかける時期に勉強会に時間を費やすのは勿体ない
という理由もありました。
2.1回の勉強会の時間は2時間まで
勉強会の時間を長く設定するのもダラける要因になりますし
そもそも長い時間設定が必要になるようなノルマを
勉強会メンバーに課したくなかったので
1人辺り30分×4人で合計2時間の設定にしました。
実際に始めてみるとノルマの内容で2時間弱使い
その後、30分くらい息抜きをしながら
お互いの進捗情報を共有するという流れが多かったですね。
3.ノルマは過去問ベース、極力資料は作らない
勉強会の毎週のノルマはいたってシンプルで
・1人1科目、過去問5年分を解いてくる
・勉強会の日に担当した過去問を解説し合う
・「解説付き過去問」を見ても分かり辛い問題だけ解説する
・頻出問題があれば紹介する
・勉強用会の資料は極力少なくする
(解説付き過去問、教科書のコピーなど、楽に用意できる資料を使用する)
なので極論
過去問のコピーだけ用意して、その場で解説出来ればノルマ達成です。
かなり緩いですよね。
こんなにもノルマが緩い理由は、勉強会をやる上で
・絶対に無駄にならない内容のみに触れていきたい
・時間効率を極力良くしたい
という2点を重視した時
既に共通の資料があり、しかも絶対に皆1度は目を通す
過去問をベースに勉強会を開くのが最も間違いないと考えたからです。
実際に始めてみると、解説資料やまとめだけでは答えに行き着かず
教科書を使わないといけない問題もあったので
それらを4人で分担できたのはかなり時間の節約になりました。
4.嫌なら勉強会をいつ抜けても良い
これは特に解説する必要もないですが
勉強会は参加者の利益のためだけに開くもの
と思っていたので
もしこれ以上参加したくない、参加するメリットがない
と思ったらいつでもに他のグループに
移っても良いルールにしました。
結果的には誰も抜けませんでしたが。
5.参加を強制しない
先述しましたが、突き詰めてしまうと当勉強会のノルマは
・担当科目の過去問を解説する
の1点です。
なので、もし誰かが急用で参加できなくなっても
次の週で解説してくれれば問題ないですし。
なにより
最終的には1度は自分で解かなければならないので
勉強会の欠員が出ても他のメンバーにはそこまで不利益にはなりませんし
参加者が欠席者に振り回される
ということもないはずです。
(そもそも
欠席者:3人分(3科目)の解説が受けれない
参加者:1人分(1科目)の解説だけ受けれない
という構図なので一応参加した方がメリットは多い)
まあでも、週1開催で、時間の調整も容易だったので
全員参加にならなかったのは1回くらいしかなかったかな?
「他人に依存」ではなく「時間効率を上げる為の共同作業」という認識でした。
さいごに
最後まで読んで頂きありがとうございました。
当ブログでは方向性が迷子になっているので、皆さんが見たいと思っている記事のジャンルについて教えてくれると嬉しいです。
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